解決策が見つかりました!!↓の記事をご覧ください。
https://pilapaint.blogspot.com/2023/11/clip-studio-paintalt.html
ここから下の内容は上記の解決策が見つかるまでの長い間不満に思っていた内容です。
まず初めに『CLIP STUDIO PAINT(以後はクリスタと略記)』は非常に良く出来たソフトだと思っています。
ペイントソフト初心者にお勧めのソフトを問われたら現状では間違いなくクリスタと答えます。機能面・安定性共にトップクラスというかもうトップと言って差し支えないレベルです。
…ですがクリスタのどうしても許せない仕様が1つだけあります!
まあ細かい不満はいくつかあるのですが他の不満とは比較にならないくらいどうしても許容できない仕様があるんです。
それがAltキーの動作です!!
クリスタをお持ちのみなさんとりあえずAltキーを押してみてください。
Altキーを放した瞬間に上部メニューバーの「ファイル(F)」にフォーカスが移りますよね?
この仕様ってWindowsのソフトとしては至極当たり前の挙動なんですが、ペイントソフト全般では暗黙のルールのように無効にされています。それは単に使い易さを突き詰めた結果なんだと思います。
この仕様がなぜ嫌いかと言うとショートカットを多用するスタイルだと誤動作の原因にしかならないからです。
誤動作をする流れを説明します。
前提としてAltキーにはスポイト機能(キャンバス上の色を取得する機能)が割り振られているとします。もはやAltキーがスポイトはペイントソフトの伝統と言っていいでしょう。
- スポイトを使おうとしてAltキーを押したけどやっぱり色を拾うのを止めた。
- スポイトを使おうとしてAltキーを押したけどスポイトに対応していないツールだった(選択範囲系のツールなど)。
この動作をすると上部メニューバーの「ファイル(F)」にフォーカスが移ります。
仮にこのあと消しゴムツールを使おうとしてショートカットキーの「E」を押したとします。
フォーカスが上部メニューバーにあるため「編集(E)」が押されたことになり「編集(E)」のプルダウンが開きます。
ここであれ?消しゴムになってないな?と思いもう一度「E」キーを押したとします。
プルダウンしたメニュー内の「E」に該当する機能「消去(E)」が実行されてしまいます。
こんな感じで思いがけない動作に繋がるわけです。
これは一例でショートカットキーの設定によっては全く別のものになります。
一般的なペイントソフトはおそらくこういった誤動作を防ぐ意味でもAltキーでのメニューバーのフォーカスは無効にしているものと思われます。Alt長押しでは無効にしておいてチョイ押しでは有効にしているソフトもあったと思いますが、Alt長押しでメニューバーをフォーカスするソフトはクリスタくらいしか見たことがありません。
解決策としてはスポイト機能をAltキー以外に割り当てるしかありません。
クリスタ以外使わない人はそれで慣らしてしまって問題ないと思いますが、復数のソフトを併用する人はやはりスポイトはAltキーで統一したいと思うのではないでしょうか?
この件を調べると「CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード」で2014年に要望が出ていました。その後も2,3件同様の要望が出ているようですが結局放置されたままです。
「CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード」は2019年11月28日に終了したため公に要望を受け付けることがなくなりました。実質要望は聞きませんというアピールだと思われます。
そもそも「CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード」に上がっていたまともな要望はほとんどがスルーされています。
ここ数年で唯一まともな要望に答えていたのはテキストレイヤーの変形だけではないでしょうか?それも発売当初からあった要望が2019年になってようやく実装…。
クリスタの開発はよく分からん変な機能ばかり優先しないでユーザーの意見をちゃんと取り入れて欲しいですね。
良きソフトなだけにおかしなところがやたらと気になってしまうのです……。
とにかくAltキーでメニューバーをフォーカスするのだけは止めてください。なんでもしますから…。
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